2012/01/20

『塗装工事』

塗装工事


階段ホールを塗装する職人さん。

現場は残り工期もあとわずかとなり混沌としてきたが、他の工事と平行して塗装工事も進められている。
コンクリート躯体に塗装仕上げとする箇所は、まず左官職人が躯体をモルタルで扱いて不陸をなくし、その後塗装業者がさらに上からパテでしごいて平滑にする。そして最後に塗装を施していく。
パテを塗る職人さん。パテに色を入れて目視できるようにしている。


なお、塗装工事は木工事などで木材の粉塵が舞う中行われているが、できるだけ粉塵が塗装面を汚さないよう養生して進められている。間仕切りとなる壁にビニルシートで領域を分節して養生しているが、この建築の骨格が以外にもこんなところで役立ったかたちだ。

ビニルシートで境界をつくり空間を分節して施工。

2012/01/17

『スチールサッシ_2、3階』

スチールサッシ 2、3階


商店街路に面するファサードの工事が進められている。2、3階は連続した大開口があけられているが、スチールサッシが嵌められた。

3階開口部。向かって右側には片開き戸のスチールサッシ枠が嵌る。
サッシ前にはスチールで組まれたカウンターキッチンの骨材が見える。

この開口部は、一部片開き戸で残りをフィックスで構成。なおフィックス部はサッシレス(RC躯体にガラスを嵌め殺し)にしている。この大開口は、商店街路との関係をつくるという意味で大切な役割を担っている。内から外を見る窓というより、外から内を見る窓という意味合いが強いのだ。ただし何でも見せてしまうと、プライバシーや品位を失ってしまう。何を見せて何を見せないか、これは今計画の要点のひとつになっている。

2階開口部。アーチ状の幕板の向こうに3階まで連続する大開口がある。

2012/01/14

『木工事_大工家具』

木工事 大工家具


1階の本棚施工中。

据付家具の制作が進んでいる。今計画ではキッチンと洗面カウンター周り以外は大工家具としている。家具屋の制作とは精度が違うが、現地で制作するため躯体に合せての調整が可能で、またコストも抑えることができる。
材料としては、シナランバー、ラワンランバーを使用している。塗装で塗りつぶす場合はシナ、暗い色で染色する場合はラワンと使い分けている。なお木口はランバーだと暴れているため、木口テープを貼って処理する。
木口に木口テープを貼る大工さん。

『水廻り床下地』

水廻り床下地



2階の洗面、バスの床下に廻されたFRP防水の上にタイル貼仕上げの床下地の施工が行われていた。掘り下げられた床下に設備配管され、その上に軽量化のため断熱材を敷設したうえ、シンダーコンクリートを打設する。

2012/01/10

『防水工事_FRP防水トップコート』

防水工事 FRP防水トップコート



洗面、バスルームの空間はぐるりとFRP防水で包まれた空間になる。FRP防水施工後、トップコートが塗られていた。この空間はそのままこれが仕上げになる。
FRPで塗り込められた間。
床は配管のため掘り下げられている。

その後配管を敷設。この上にシンダーコンクリート(軽量のコンクリート)を打設して床を上げていくことになる。
床にバスタブと洗い場排水のための配管、
壁には追炊、シャワー水栓の配管が見える。