2011/09/24

『2階壁・3階床_コンクリート打設』

2階壁・3階床 コンクリート打設


先日の台風15号の影響などで、遅れていたコンクリート打設が本日行われた。首都圏を直撃した台風の通過後は素晴らしい秋晴れとなり、本日は打設日和となった。
今回は2階壁、そして3階床の打設である。

3階のスラブ。手前と奥に2つのレベルがあるのがみえる。

前回の1階に対して2階は階高が低いことや、比較的シンプルな構成のため、打設はスムーズに終了した。しかし仕上がりは型枠脱型まではわからないところでもある。

計画上、1階から上階にいくにつれ、細かく分節された小さな間はだんだん大きく分節されていく。都市計画上、土地に付与された規制から開放されていくかのように、上階にいくにつれ伸びやかな空間になる予定だ。

2011/09/16

『3階床_配筋検査』

3階床 配筋検査


9月も中旬だがまた暑い日々が戻ってきた本日、3階床の配筋検査が行われた。事前に行われた監理者検査の後、世田谷区の役所検査を受ける。
検査項目はこれまでの下階と同様。今回も若干の指摘事項を受け、後日是正写真を提出することとなった。


3階床、配筋検査



1階


1階は既に壁の型枠脱型が済んで、コンクリート面が露になっている。天井の型枠とパイプサポートは規定の存置期間が必要なため、まだ解体はされていない。しかし空間は体感できるようになった。プロポーションの異なる室(というより間)が、奥行きをもって連なる様が体感される。

コンクリート打設時の施工不良(コールドジョイントやジャンカ、クラック等)が部分的に発生していたが、これは上棟まで経年変化もみながら様子をみて、構造設計者や施工者と補修方法について協議し対処することとした。コールドジョイント、ジャンカ等については後日触れることとする。

1階の最も天井の高い間、‘ライブラリー’と名づけられたスペース

2011/09/13

『3階床_鉄筋配筋』

3階床 鉄筋配筋


現場に赴くと、2階の返し枠、そして3階のスラブ下型枠が完成し、3階スラブの鉄筋配筋工事が行われていた。




2階


2階は型枠が完成していた。門型の内壁が空間を区切りつつ、遠近を与えている。途中に見える明るいゾーンは階段のある吹抜け部。完成後もトップライトにより光が降り注ぐだろう。

敷地奥の間から商店街側をみる。




階段


階段の型枠が完成していた。これから鉄筋が配筋される。
なお階段は吹抜けの空間にコンクリート製キャンティレバー(片持ち)の階段となる。






都市と郊外


上階に上るにつれ、この場所の立地の‘本質’があらわれてくる。

北側には‘都市’が目前にあらわれる。
そして、
南側には‘郊外’が目前にあらわれる。


北側に都庁や初台オペラシティ、パークタワーなどが真正面にそびえる。

南側、眼下に広がる木造住宅の屋根面。
都庁の双頭に対比するかのように2本の大樹がみえる。

2011/09/09

『2階壁_返し型枠建込』

2階壁 返し型枠建込


本日、かつて勤務していた設計事務所の同僚でもあった友人が現場見学に来てくれた。一通り案内しながら現場確認。(今回の写真は彼から提供いただき掲載しています。)


ホール(階段室)の見上げ。

配筋検査後、2階の返し枠(室内側壁型枠)、そして3階床型枠の施工が進んでいた。
計画上2階は1階より小さなスケールで分節されている。寝室や浴室のあるフロアで、生活の拠点となるため、比較的こもった空間構成になっている。天井も低めに設定され、空間感としては洞窟のような感じになるだろう。
このこもった空間でも、素晴らしい風の通り道ができていた。敷地のリサーチで長手方向に風が抜けることが分かっていたが、想像以上であった。

2011/09/05

『2階壁_立上り壁配筋検査』

2階壁 立上り壁配筋検査



2階南側から商店街側を見る。


曇り空のなか、2階壁の設計監理者による配筋検査が行われた。1階のときと同じく、外部側の壁型枠を立て込み、鉄筋配筋をしての設計検査。この検査が無事おわると、内部側の型枠を立て込み(返し型枠)、壁の型枠工事が完了する。

検査では、全体の寸法や形状、そして鉄筋の種類やピッチ、かぶり厚さや定着長、開口補強筋などを確認する。

若干の是正事項を指摘して、無事検査を終えた。