2011/10/29

『3階壁・R階床 コンクリート打設』

3階壁・R階床 コンクリート打設


本日、3階壁とR階床のコンクリート打設が行われた。

前回までは普段着で立会いをしていたが、今回はレインコートにヘルメットの完全防備で打設に望んだ。監理以外、工事に関しては何も役には立てないが、木槌が余っていたのでたたきを手伝うことにした。
たたきのための木槌。
打設時、上からは生コンを流すと同時にバイブレーター(振動機)をかけるが、下では木槌で型枠をたたく作業が行われている。型枠をたたくことで、生コンを型枠内に隅々まで充填させることができる。
たたきの風景。






型枠パンク


木槌で型枠のたたきを行っていた頃、隣の間で騒ぎが起きた。
階段の上型枠に空けてある穴(生コンが充填しているか確認するためのもの)から生コンが一気に噴出してきたのだ。急ぎパイプサポートで押えて止まったが、どうやら穴が大きすぎたのが原因の様子。ほっとしたのも束の間、またしても隣の間で騒ぎが起きた。
次は南側開口部の下部型枠がパンクして生コンが溢れ出てきた。型枠の固定箇所が足りなかったのが主な原因だが、一度打設をはじめると止められない。応急処置をして一旦対処した。この部分については改めて記したい。
パンク箇所の対処中の職人さん。

しかし今回の打設は出来事が多く、どっと疲れてしまった。

2011/10/26

『R階床_配筋検査』

R階床 配筋検査


本日R階(屋上)床の鉄筋配筋検査が行われた。
設計監理者の検査ののち、世田谷区役所の検査を受ける。区役所からは今回も幾つかの指摘を受け、後日写真提出で対応とすることとした。

配筋検査。
しかし屋上までくると、いよいよ建築の完成が見えてくる。1階から3階までの各階の空間感、それに屋上からの眺望、こういったものが具体的に体験できるようになる。
ただしこれから屋上の壁、それに塔屋のコンクリ打設をもってコンクリート工事の終了となるため、上棟まではもう少しの辛抱だ。





電気設備工事


検査に先立って、3階天井の電気設備の施工が行われていた。
引掛けシーリングの配線工事中。


天井に取り付く電気設備としては照明と住宅用火災警報器だ。照明は今計画ではダウンライトとペンダント照明用の引掛けシーリングのための配線工事で、火報器は電池式のため配線はない。

上が天井掘込設置の火報器のもの、
下が引掛けシーリング用の配線。

コンクリート打放し天井にダウンライト製品を取り付けることは難しいため、天井に円筒形の掘り込みをつくり、そこにE17口金のソケットと電球を直接取り付けることにした。

天井ダウンライト用のパーツ。
Φ90のボイド管を天井に仕込む。


2011/10/18

『3階壁_返し型枠建込』

進捗


少し工事に遅れが出ている。最終的な竣工に遅れが生じないことを祈るばかりだ。
しかしこんな小さなひとつの建築でも、とても多くの人が関わっている。当然関わった全ての人の都合に仕上がりや工期が影響されるわけだが、それにしても彼ら一人一人の労力の結晶として建築が出来上がるこの過程こそ、建築をつくる職業に携わる喜びや感動を味わう瞬間のひとつでもある。

夕刻の北沢。3階より郊外側を眺める。
現場定例会議を終えた頃、すっかり太陽は傾いていた。3階から郊外側をみると美しい夕景が広がっていた。




3階壁 返し型枠建込


現在、現場では3階壁の返し枠を建て込み中だ。壁の型枠ができることで、明確に空間体験ができる。下階に比べおおらかな分節の3階。

3階。型枠大工による返し枠の建込中。




2階


2階はまだ型枠の脱型がされていない。一部、3階と繋がる間があるため、3階とまとめての脱型となるのだろうか。
2階の奥の間は資材が撤去され本来の空間感が体感された。隣の建物に隣接するロケーションだが、隣地境界からの後退距離をとっているため、視界はこもるが明るい空間になっている。視界の遮られる空間は3階とは対比的で、これも心地よい。

2階。奥の間は視界はこもるが明るい空間。




1階


1階はこれまで規定期間存置されていたパイプサポートが解体されていた。これによって一気に空間が広くなったように感じられた。
1階。商店街側から奥を見る。
アーチによって分節された空間が、リズミカルに奥行きをつくる。





2011/10/13

お知らせ

お知らせ

(仮称)北沢プロジェクト新築工事は、現在3階の躯体工事を進めています。当初10月中旬の竣工を目指していましたが、諸事情により遅れが生じました。改めて工程を組みなおし、12月上旬の竣工に向け工事を進めています。

オープンハウスのお知らせなど、改めてこのブログでも告知いたします。


2011/10/11

『3階壁_立上り壁配筋検査』

3階壁 立上り壁配筋検査


3階の壁の配筋検査が本日行われた。
これまでと検査内容は同様だが、3階の空間構成はかなりシンプルなため、目視しやすく検査しやすい状態だ。完成後はおおらかな構成と視界の抜けも手伝って、伸びやかな空間になることを期待している。
商店街側から住宅街側をみる。





打設後のコンクリート表面のクラック


前回打設した2階壁の打継ぎ天端に大きなクラック(ひび割れ)ができていた。原因は分からないが、おそらく乾燥収縮によるものだろう。

壁の打継ぎ天端にかなり大きなクラックができていた。
クラックの大きい部分は、不良部分をVカットして大きめに はつり取り、モルタル埋めの対応をお願いした。
クラックをVカットした状態。

2011/10/01

『3階床_コンクリート打設後』

3階床 コンクリート打設後


その後の現場。まだ2階の型枠は脱型されておらず、3階床表面の打ちあがり具合のみ目視で確認する。
これから3階壁立上げのための足場の立上げ、そして外壁になる断熱パネル(GSパネル)の建込となる。GSパネルが搬入がされていた。



外壁になるGSパネル。
GRCとスタイロフォームの構成であることがわかる。