工事着工した。
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着工 |
敷地には雑草が元気よく咲いていた。雑草の花さえ美しくみえる。
まず最初に行われるのが建物の位置を確定する墨出しという作業。隣地との離れや道路からの距離など、図面通りに位置を確定していく。また同時に安全上、そして隣接建物を保護するため仮囲いを行う。
根切り
その後最初に行われる工事が根切り工事である。
根切り工事とは地面を掘る工事である。鉄筋コンクリート造の建物は重量が重いため、強い地層―支持地盤―にしっかりと基礎を載せる必要がある。そのため支持地盤まで地面を掘削。軟弱地盤の場合は杭を打つが、今回の土地は良質な支持地盤が地盤調査で確認されていた。この地の支持地盤は、関東ローム層(火山噴出物が粘土化したもの)で、綺麗な赤土は一目で確認できる。
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根切り工事後の支持地盤確認。綺麗な赤土だ。手前は砕石が見える。 |
根切り工事では、建築の平面図に沿って掘られる事から、建物の大きさが現前とする瞬間であり、感動の瞬間でもある。
この後、砕石を敷詰め、防湿シートを敷き、捨てコンクリートを流して基礎の下地をつくる。