2011/12/03

『R階壁_コンクリート打設』

R階壁 コンクリート打設


大震災の影響等により、遅れに遅れていた屋上階のコンクリート打設がやっと行われた。
陸屋根の屋上は一般的に屋根とパラペット、それに塔屋という構成になる場合が多いが、今計画も同様の構成である。しかしこの建築は屋上が居室―天井のないリビング―のように計画されているため、立ち上がるパラペットは目線を超え、周囲の視界を遮り空を切り取る。また壁の立上りだけでなく、階段やベンチなどのほか、防水やトップライトの取合いなども絡むため、かなり気を使って型枠が組まれた。




打設はこれまで同様、コンクリートミキサー車から供給される生コンをポンプ車で屋上まで送り、ホースで型枠内に流し込む。同時にバイブレーターとたたきによって、型枠内に確実にコンクリートを流し込んでいく。



仕上がりを気遣っての作業は暗くなるまで続き、打設は無事終了した。




本日をもってひとまず上棟し、躯体工事は終了となる。待ち焦がれたこの日をやっと迎えることができた。