1階壁・2階床 コンクリート打設
 |
打設日和。コンクリート打設がはじまった。 |
型枠が完成し、区役所の中間検査合格の決済を受け、いよいよ朝から1階壁と2階床のコンクリート打設が開始された。前回の基礎打設時と同様、コンクリートミキサー車とポンプ車が到着。同時に打設要員として総勢十数名が集まった。
主な要員は、
・監督員 :作業指示を行う
・打込要員 :ポンプ車からのホースを操りコンクリート圧送を行う
・振動機要員 :バイブレーター作業を行う
・突固め要員 :突き、たたき固め(型枠をたたき、生コンを型枠隅々に充填させる)を行う
・左官工 :打設後のスラブ天端均しを行う、
・合番 :型枠工や設備業者など、間接施工業者が立会い、打設のサポートを行う
・警備員 :ミキサー車の誘導や交通整理等を行う
の面々である。
今回の打設では2階のスラブ段差やコンクリート打放しのファサードなど気を使う箇所が多々あり、どういう順序で打設するかが難しいところであった。結果的にうまく打設できたかは、型枠を解体するまではわからない。
雷雨
打設は予定より早く完了した。現場を後にして数時間後、突如雷雨が発生。東京には大雨洪水警報も発令された。
打設したコンクリートは大丈夫だろうか。構造家に電話で相談。打設を完了していれば、比重の違いなどから基本的に雨水とコンクリートは混ざり合わず、強度に問題はないとのこと。ただし表面のコンクリートが固まる前なので、コテで仕上げたスラブ表面を、雨で傷めてしまうようだ。(最終的にはフローリング等で床は仕上げがなされる為、表に見えてくるものではないので問題ないだろう。)
コンクリートは、水和反応によって強度を発現していくのだが、水和熱による急激な温度上昇や水分蒸発はコンクリートの強度を低下させてしまう。夏季など急激に水が蒸発すると水和反応に必要な水がなくなってしまうため、散水養生を行うこともある。水和熱を抑えるためにも打設後の降雨は自然の散水養生になり、以外に好都合でもある。(しかしもう少し時間を置いてから、かつ柔らかい雨だとよかったのだが、、、。)
あと心配は浴室のある、スラブが他より下がっている箇所。まるで大浴場のような形状である。ここは豪雨によってプールになりそうだ。。