2011/08/10

『中間検査』

2階へ

1階、住宅の玄関をあけるといきなり階段。
階段を見上げると上階への期待が高まる。

2階の床型枠が施工されると、2階床鉄筋配筋がはじまる。北沢プロジェクトは1階が事務所、2,3階が住宅になるが、2階には居室のほか、トイレ、洗面、浴室など水周りが並ぶ。水周りの設備配管や防水の納まりと、1階事務所に複数の天井高さをつくるという意図から、2階床のスラブ段差は複雑になっている。
2階への階段は比較的急勾配で幅の狭い階段で上っていく。一般的な住宅計画のセオリーでは、玄関は広く、階段は緩勾配で、となるが、ここではセオリーはない。これはシークエンスのための一種の演出としてこのような計画としている。






中間検査

本日、世田谷区役所の中間検査が行われた。
建築を建てるには、建築前に建築確認申請を、そして工事完了後に完了検査を受ける必要がある。合格して始めて建築を使用することができる訳だが、これ以外に規模や用途によっては工事中に中間検査を受ける必要がある。当然中間検査が合格してはじめて、次の工程に進むことが許される。
今物件は中間検査対象物件で、「2階床及びこれを支持する梁に鉄筋を配筋する工事」時にこの法定検査を受けることになっている。
世田谷区建築審査課から意匠、構造の担当者が現場に来られ、検査が行われた。意匠関係は建物の位置、階高を中心に、構造関係は鉄筋の配筋を中心に検査が行われた。
意匠検査
構造検査